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 XML宣言 (XML Declaration)

 XMLの文章であることを示すため、XMLファイルにはXML宣言を必ず先頭に記述する必要があります。XML宣言の前にはコメントも書いてはいけません。

 XML宣言は以下のような形式をしています。

<?xml  version="1.0"  encoding="UTF-8"  standalone="yes|no"  ?>
  バージョン属性 エンコーディング属性 スタンドアロン属性  

 記述例は以下のようになります。

・例1

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8" standalone="no" ?>
<!-- 以下XMLの本文 -->
<Friend>
<name>Janny</name>
<tel>056-XXXX-XXXX</tel>
</Friend>

・例2
<?xml version="1.0" ?>
<!-- 以下XMLの本文 -->
<Friend>
<name>Janny</name>
<tel>056-XXXX-XXXX</tel>
</Friend>


 バージョン属性は、XML規格のバージョンを示すもので、属性値には、1.0、もしくは、1.1を記述します。バージョン属性は必ず記述します。

 エンコーディング属性は、XML文章の文字符号化が何で行われているかを示すもので以下のような種類があります。

符号化方式 記述方法 説明 備考
UTF-8 encoding="UTF-8" ISO/IEC 10646で定義された文字コード
です。ややこしいのですが、
Unicodeと考えて問題ありません。
推奨
UTF-16 encoding="UTF-16" ISO/IEC 10646で定義された文字コード
です。ややこしいのですが、
Unicodeと考えて問題ありません。
推奨
Shift_JIS encoding="Shift_JIS" Windowsで広く使用されている
文字コードです。
 
EUC encoding="EUC-JP" UNIX系で広く使用されている文字コード
です。
 

 エンコーディング属性は省略可能であり、省略した場合、"UTF-8"もしくは、"UTF-16"で記述されたとみなされます。

 スタンドアロン属性は、DTD外部ファイルを使用しているかどうかを示すものであり、属性値に"yes"を指定した場合、DTD外部ファイルを使用していないことを示し、"no"を指定した場合、DTD外部ファイルを使用していることを示します。

 スタンドアロン属性も省略可能であり、省略した場合、属性値に"no"を指定したことになります。

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