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Pear Mailで送信したファイルを 送信済みフォルダに設置する。

IMAPで使用しているメールアドレスを使ってメールを送信し、送信したメールを送信済みフォルダに入れたい事案があった。
解決方法がググっても出てこなかったので、自己解決。

基本的には、PHPのPear Mailで送信し、送信したデータをIMAP関数で送信済みのフォルダに設置する。

以下ソース。送信の細かいところは省略。

include_once("Mail.php");
include_once("Mail/mime.php");

mb_language("uni");
mb_internal_encoding("UTF-8");

// 宛先とヘッダーとボディを作る。省略。以下mimeの例
$mime = new Mail_mime();
$mime->setHTMLBody('something<br />anything');
$body = $mime->get(array(
  'text_encoding' => '7bit',
  'text_charset' => 'UTF-8',
  'html_charset' => 'UTF-8',
  'head_charset' => 'UTF-8'));
$headers = $mime->headers(array(/*省略*/));
$recipients = array(/*省略*/);

// メール送信
$mailObject = Mail::factory("smtp", Array(/*省略*/)); 
$send = $mailObject->send($recipients, $headers, $body);
if (PEAR::isError($send)){ return 'Mail send error! ' . $send->getMessage(); }

////////////////////////////////////////////////////////////////
// IMAPフォルダに設定。

// 送信済みフォルダに設置するデータ作成
$message = '';
foreach($headers as $key => $value){
  $message .= $key . ': ' . $value . "\r\n";
}
$message .= "\r\n" . $body;
// 設置フォルダー
$folderName = '送信済み'; // 自分のIMAPの送信済みフォルダ
$encodeFolder = mb_convert_encoding($folderName, 'UTF7-IMAP', 'UTF-8'); // エンコード
// imap_openの説明を読んで。SSLならポート以降を:993/imap/ssl
$path = "{imap.hogehoge.com:143/imap/notls}INBOX." . $encodeFolder;
$imapStream = imap_open($path,'username@hogehoge.com','password');
if ($imapStream === FALSE){ die(); }
$result = imap_append($imapStream, $path, $message, "\\Seen");
if ($result === FALSE){ die(); }
imap_close($imapStream);

/* end */

以上

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cordova-plugin-buildinfoのiOSでDebugがfalseになる。

Cordovaのplugin cordova-plugin-buildinfoを利用した際に、iOSでdebugビルドしても”BuildInfo.debug”がfalseになって困っていたところ、以下の方法で解決できたので、備忘録として残しておく。

1)プラグインのバージョンを4.0以上に上げる。
関係ないが、4.0以下だと「このプラグインのせいでiOSのアプリが異常に遅くなることがある」との投稿があったので、とりあえず4.0以上に上げた。

2)XCODEでプロジェクトを開きBuild Settingsから以下2点を変更する。

・Apple LLVM 9.0 – Preprocessing -> Preprocessor Macrosの下にdebugという項目があるので、そこに”DEBUG=1″を追加する。(”Macros”で設定項目を検索するとすぐ見つかる)
・Swift compiler – Custom Flags -> Other Swift Flags
の下にdebugという項目があるので、”-D DEBUG”を追加する。
(”Swift”で設定項目を検索すると見つかる。)

※XCodeプロジェクトの開き方は、Cordova環境直下の./platforms/iosの下に拡張子”.xcworkspace”のファイルがあるのでこれを開く。同じようなファイルで拡張子”.xcodeproj”があるが、こちらではないので注意。

これで、デバッグビルドの場合のみ[BuildInfo.debug]がfalseとなった。

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qmail メール送信時エラー( TLS connect failed )までが長い

qmailでメール送信後、数日してから「メールが送信できなかった」とのエラーメールが返ってくるとの相談があった。

エラーメールの内容はだいたい以下のような感じ。

Hi. This is the qmail-send program at xxxxxxxx.
I'm afraid I wasn't able to deliver your message to the following addresses.
This is a permanent error; I've given up. Sorry it didn't work out.

XXXXXXX
TLS connect failed: error:1407742E:SSL routines:SSL23_GET_SERVER_HELLO:tlsv1
alert protocol version; connected to xxxxxxxxx
I'm not going to try again; this message has been in the queue too long.

以下のような場合もある。
LS connect failed: error:14077410:SSL routines:SSL23_GET_SERVER_HELLO:sslv3

どうも相手先のサーバに接続できなかった場合、延々とリトライをしているようだ。
設定を調べてみると、設定ファイル「/var/qmail/control/queuelifetime」に秒数を設定するとその時間以上はリトライをしなくなるらしい。デフォルト値は7日(604800)であった。送れなかったらさっさとエラーを返してほしいが、デフォルト値が長いのにあまり短くするのも怖いので、とりあえず1時間(3600)を設定した。

vi /var/qmail/control/queuelifetime
---
3600
---

ファイルには数字のみ記入する。再起動が必要なので以下をして終了。

qmailctl stop
qmailctl start

qmailctl restartはプロセスが残ってしまうので当方環境ではNGだった。

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PDFを印刷した際に一部のページでフォントがおかしくなる

「フォントがおかしい」1年に数回はこの厄介な質問を受けます。今回も、「PDFを印刷したら、XXページ目のフォントだけ違う、何とかしてくれ」という問い合わせが来ました。

該当のPDFを表示した段階では全く違いがわからなかったものの、印刷後の紙で確認すると確かに一部のページで若干文字が濃くなっている感じがします。

PDF自体はシステムから出力していて、特定のページでフォントを変えるような処理はしていませんし、そのシステムを組んでから数年、そんな質問が来たことはありませんでした。

「印刷機の可能性が高く、どうにもなりませんよ。」と回答しかけたところで、思いあたりました。

「PDFを表示するソフトのせいか」

試してみると、Windows 10の旧EdgeでPDFを表示し印刷した時だけ特定のページでフォントがほんの少し濃くなります。Adobe ReaderやChromeで表示、印刷したときは大丈夫なので、旧Edgeが原因なのは間違いなさそうです。

なので「面倒だけど、Edgeで表示したPDFをダウンロードして、それからChromeで表示して印刷してください。」と回答して終わりです。

まあ、面倒だからEdgeで印刷するのでしょうけど。。