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SimpleType

 シンプルタイプは、組み込みデータ型を自分で定義するようなイメージです。要素や属性に関係なく単純に型を定義します。

 例えば、
<?xml version="1.0"  ?>
<xsd:schema xmlns:xsd="http://www.w3.org/2001/xmlSchema">

<xsd:element name="sample" type="myInteger" >

<!-- データ型myIntegerを定義  -->
<xsd:simpleType name="myInteger">

  <!-- 整数値10000〜99999まで -->
  <xsd:restriction base="xsd:integer">
    <xsd:minInclusive value="10000"/>
    <xsd:maxInclusive value="99999"/>
  </xsd:restriction>

</xsd:simpleType>

</xsd:schema>

は、自分で"myInteger"というSimpleType型を定義し、それを要素sampleの型として使用しています。これにより要素sampleは、10000から99999までの整数でなくてはいけません。

 シンプルタイプの内容は、"restriction "、"list"、"union"の3種類あります。

内容 意味
restriction  組み込み型など定義済みの型に対して、制限する場合に使用する。
右の例は、文字列型xsd:string型を基本とするが、文字列は10文字以下とすることを意味する。
(文字列型に10文字以下という制限をかけている。)

※制限の方法については割愛。
<xsd:simpleType name="myString">

  <xsd:restriction base="xsd:string">
    <maxLength value="10"/>
  </xsd:restriction>


</xsd:simpleType>
list データの内容が空白スペースで区切られた複数に渡るような型の作成に使用する。

例えば、属性の値が
"10 25 3 7"
などいくつか記述する場合の型を示す。

右の例では、数値型を複数定義することを意味する。
<xsd:simpleType name="myListInteger">

<xsd:list itemType="xsd:integer"/>


</xsd:simpleType>
union いくつかのデータ型を許容する型の作成に使用する。

例えば、時間型、もしくは、数値型のどちらかを指定する型は右のようになる。

(型の間は空白スペース)
<xsd:simpleType name="myUnionType">

<xsd:union memberTypes="xsd:time  xsd:integer"/>


</xsd:simpleType>

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