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DTDの概要

 DTDは、Document type Defifnitionのことで、日本語に直訳すると、文書型定義となります。
 XMLは、タグ表記の自由度が高いため、複数人で同一の形式のXMLを作成する際など、タグの表記、構成についてあらかじめ決めておく必要があります。(決めておかないと各人ばらばらの構成のXMLを書くことになりかねません。)
 そこで、XMLの記述の決まりを、XML文書内に定義しておくことにより、
  • 利用者が定義を見て、XMLの形式を知ることができる。
  • 作成したXMLが定義に適合しているかプログラムで調べることができる。

 など利点が生まれます。

 この定義をDTDと言います。

 DTDは、XMLドキュメント内に定義することも、XMLドキュメントの外部に定義することも可能です。前者の定義方法を内部サブセット、後者の定義方法を外部サブセットと呼びます。

 また、DTDの定義は、以下の4種類に分別されます。

  1. 要素タイプ宣言
  2. 属性リスト宣言
  3. エンティティ宣言
  4. 記法宣言
 これら、4つをまとめてマークアップ宣言(Markup Declaration)と呼びます。

※DTDは、@名前空間の解決を行えない、AXMLと定義方法がかけ離れてしまっている、などの理由で扱いにくいものとなってしまいました。そこで、現在では、DTDに変わる手段としてXML Schemaが考えられています。書籍などでも扱いは小さくなっているようです。

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