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XMLを作成する

細かい説明は後にして、XMLをとりあえず作ってみましょう。
以下の例では、XMLを使用して会員名簿を作成していきます。
XMLコードにするデータ XMLコード

 XMLコードにするデータ

 まず、会員名簿として管理するデータの項目を洗い出します。

No 項目名 内容
1 No  会員番号
2 Name  名前
3 Addr  住所
4 AddDay  登録日


 次にデータ構造を考えます。XMLのデータ構造は必ずツリー構造でなければいけません。例としてAさん、Bさんという会員のツリー構造は以下のようなイメージになります。



 AさんもBさんもデータとして”会員番号”、”名前”、”住所”、”登録日”を持ちますので、これらのデータはAさん、Bさんの下にぶら下がっているイメージです。

 また、ここで言うAさん、Bさんは会員であり、会員は会員名簿全体の一部となります。
会員名簿からツリー構造を表現すると以下のイメージになります。(Aさん、Bさんは会員名簿全体よりツリーの下にいます。)



 ここで、会員名簿全体をMembers、各会員をMemberと定義すると会員名簿のツリー構造は以下のようになります。



 重要な点として、XMLのツリーの頂点はひとつでなければいけません。
例えば、上記のツリーイメージでMembers項目がもしもなければ、各Member項目がそれぞれツリーの頂点となってしまいますが、これはXMLイメージとしてはNGです。XMLは、Members項目のような唯一の頂点から派生しなくてはいけません。

 

XMLコード

 XMLデータ構造を理解したら、実際にXMLでコードを記述してみましょう。
テキストエディタを用意して、以下のコードを記述します。
(ここでは、会員名簿にAさん、Bさん、Cさんという3人が登録されているものとします。)

・XMLコード
<?xml version="1.0" encoding="Shift_JIS" ?>

<!-- ここからデータ開始 -->
<members>

<member>
  <No>1</No>
  <Name>Aさん</Name>
  <Addr>東京都千代田区南川瀬1−1</addr>
  <AddDay>2003/12/12</addDay>
</member>

<member>
  <No>2</No>
  <Name>Bさん</Name>
  <Addr>大阪区北区梅沢3−1−2</addr>
  <AddDay>2004/01/1</addDay>
</member>

<member>
  <No>3</No>
  <Name>Cさん</Name>
  <Addr>神奈川県小田原市長沢1−1</addr>
  <AddDay>2003/12/31</addDay>
</member>

</members>

 テキストエディタは、メモ帳で構いません。XMLコードを記述したら、名前を「sample.xml」として保存しましょう。

 sample.xmlファイルを開くと、Windowsの場合、IEが起動されます。以下のようにIEに表示されたら、XMLは正しく記述されています。



 もし、正しく表示されない場合は、誤りがありますので見直して下さい。(誤っている箇所がIE上に表示されるはずです。)

 コードの説明は次の章で詳しく行います。

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