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エリーカ
管理人 サン (08/20)
アメリカで高性能の電気自動車が発売されたというニュースがありました。
石油高の一環ですが、そのニュースを見ていたら、
日本の「エリーカ」という大学教授が作った車を思い出し、どうしても書きたくなったので書きます。
「エリーカ」とは、
ガソリン車よりはるかに性能が良く、
ガソリン車よりはるかに環境にやさしく、
家庭用のコンセントで充電できる夢の電気自動車です。
「自動車会社も作ってるじゃん」なんて思う無かれ。
自動車各社が開発しているのは、水素という危険物を燃料とした電池自動車(電気じゃない)で、実現までは数十年かかるといわれています。言ってしまえば、エリーカとは比べ物にならない代物です。
この「エリーカ」、数年前に量産化目前と言われながら、量産化は実現していません。
理由はいろろあると思いますが、そのおおきな理由は、日本の産業が成熟しきっていることと、某銀行の元頭取がサポートをしていることにあると私は考えています。(以下、あくまで管理人の想像の話。)
エリーカが量産化されると石油業界と自動車業界は大打撃を受けます。
石油消費が大幅に減り、自動車開発への投資も無駄になります。
少なくとも、この2業界はエリーカに暗黙の反対をすると思うのですが、元頭取は自動車業界にこの車を売り込みました。
自動車会社は、失うものが多すぎてこの車に挑戦する気概はありませんし、
自動車関連企業では、そんな車に関わって自動車業界からの契約が無くなれば困るので投資はしません。
(売り込むならむしろ、エリーカの恩恵を受ける電力会社か若いIT業界のほうが可能性があるでしょう。)
元頭取の失策です。
そもそも、銀行マンは企業統治に力を発揮しても、セールスや創業については無能といっていいと思います。
(銀行マンは人に頭を下げさせる商売ですので、人に頭を下げません。)
日本ではそっぽを向かれた電気自動車ですが、世界は違います。
中国では、性能は悪いですが、既に電気自動車が実用化されています。
若い市場だけに、中国では邪魔する産業がありませんし、エネルギーも充分です。
合理的なアメリカでは今回、高性能な電気自動車が市販されました。
以前良くCMで流れていた「インテル、ハイッテル」のパソコンの頭脳:MPUは日本人が開発したものでした。
開発者は日本の企業を回りますが、色良い返事がなかったため、アメリカの会社「インテル」にそのアイデアを持ち込みます。
その後、インテルはMPUで世界規模の会社となり、マイクロソフトと並んで現代のアメリカを象徴する企業となりました。
なんとなく、いち早く最高性能の電気自動車を開発しながら量産化にいたれない「エリーカ」に重なります。
中国の会社から「エリーカ」の開発と量産化のオファーがあったそうです。
アメリカで高性能の電気自動車が発売されたというニュースを見ながら、
日本人は駄目だなあと感じていた管理人でした。
特に落ちも無く。
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