送信者:管理人 | 2006/03/04 19:10:35 |
場違いな話なので書くのをためらいましたが、
普段の生活でこんな話をする機会もないし、
他に書くところもないし、
思いついたし、、、で、書くことにしました。
生活にもダイエットにも関係のない話です^^;
経済発展著しい中国。
いづれ、日本やアメリカを追い抜き世界一の大国となると考えられています。
そんな将来を見込んで多くの日本企業も中国に進出していますし、
個人で考えても、中国に資産を持つことは魅力的です。
さて、そんな中国の描く未来予想図を考えてみます。
知っている方も多いと思いますが、中国は共産主義の国家です。
共産主義の国家とは、
「全ての財産を国(社会全体)が管理し、必要に応じて国民に分配する。」
国家です。
若い方は「なんでそんな制度なの?」と思うかもしれませんが、
これは100年以上前の社会状況を考えるとわかります。
当時、ほとんどの人は貧乏で一部のお金持ちにこき使われていました。
しかも状況は、ひどくなる一方です。
そこで、マルクスさんは考えました。
「一部のお金持ちに財産が集まるから良くないんだ。
財産をみんなで管理して、必要に応じて平等に分配すれば社会は良くなる!」
こうして、共産主義は誕生しました。
一方、「一部のお金持ちに財産が集まる」制度を資本主義と言って、
日本やアメリカなど現在のほとんどの国がこの資本主義の国です。
マルクスさんは、
「資本主義が発展すると(いずれ資本主義は崩壊して、)共産主義になる。」
と言いましたが、残念ながら、この予想は外れました。
いろいろ理由はありますが、突き詰めて言えば、
「資本主義はそんなに悪くならなかった。」
ということです。
で、中国。
70年代までの中国は、とても貧乏でした。
中国のエリートの誰かは考えます。
「共産主義はみんな幸せになるんじゃないの?
現実はなんか違うなぁ。みんな不幸せじゃない。」
さらに理由も考えます。
「貧乏だからだ。
少ない財産をみんなで分配したから、
みんな貧乏になってしまった。」
対処方法も考えます。
「財産を増やしてから、みんなに分配すれば良いんだ。
財産を増やすには、資本主義が一番。
とりあえず一部資本主義にしてしまおう。」
これが現在の中国です。
一部資本主義にした結果、
世界中のお金が中国に集まってきて、中国の目論見(もくろみ)も成功しつつあります。
で中国の描くシナリオは何かというと
「もっと財産が増えたら、財産はみんな没収して、国が管理します。」
ということです。(と、管理人は思います。)
現在、中国では貧富の差が拡大して不満が高まっていますが、
この不満もいずれ「共産主義・復活運動」に使うと考えるのは、考えすぎですね。
もっといろいろ書きたいのですが、長くなったので切り上げます。
現実問題、「中国の共産シナリオが成功しますか?」という話になると、管理人にはわかりません。
企業の多くは「ソ連→ロシア形式の体制変換」のシナリオを期待していると思います。
最悪のシナリオは「戦争」でしょうか。(近くに手ごろな戦争相手もいるし^^;)
中国に資産を持つ皆さん、中国進出の企業の皆さん、
気をつけてもどうしようもないけどちょっとは気をつけましょう、
というお話でした。