記法宣言とは、XML形式以外の形式の外部ファイルを参照する場合に使用し、通常エンティティ宣言とともに使用されます。

　記述方法は以下のようになります。

<!NOTATION

記法名

SYSTEM

"参照するファイル名"

>

　ファイル名はURLでも構いません。また、参照先が、広く知られたファイルである場合、以下の形式を使用することもできます。

<!NOTATION

記法名

PUBLIC

公開識別子

"参照するURL"

>

公開識別子とは、以下の形式をしています。

-// もしくは +//

DTDの作成者

//

DTDの説明

//

言語指定

　ISO登録機関であれば、先頭が「+//」、ISO登録機関以外は「-//」になります。

　気をつけてもらいたいのは、この"参照するファイル"で示されるファイルは、別途エンティティ参照で関連付けられるファイルを処理するプログラム、もしくは、定義ファイルを示すものであることです。

　記法名を使用するエンティティ宣言の記述法は以下のようになります。

<!ENTITY

エンティティ名

SYSTEM

"参照するファイル名"

NDATA

記法名

>

※PUBLIC指定も可能です。

　このエンティティで参照されるファイルを記法宣言で指定されたファイルが処理することになります。（エンティティ参照された時点で。）

 　コメントは、XMLと同じです。<!-- から、 -->　までの間がコメントとなります。

※コメントはタグの中に記述できません。
※コメント内に --（連続したハイフン２つ） は記述できません。