■DTDを作成する
詳細な仕様は後にして、とりあえずDTDを作成してみます。
DTDにするデータと実際のDTDを比べてみて下さい。（一番下にDTDチェック用のプログラムを置いています。）
DTDにするデータと実際のDTDを比べてみて下さい。（一番下にDTDチェック用のプログラムを置いています。）
| DTDについて | DTDを作る |
■DTDについて
次章とほぼ内容が変わらないため、カットしました。
次章のDTD概要を参考下さい。
次章のDTD概要を参考下さい。
■DTDを作る
会員を扱う以下のようなXMLの構成を定義するDTDを考えます。
・XML
・XML
<?xml version="1.0" ?>
<members>
<member num="01">
<name>山田太郎</name>
<addr>東京都XXXXX</addr>
<contact tel="xx-xxxx-xxxx" e-mail="xx@xxxxx" />
</member>
<member num="02">
<name>山田花子</name>
<addr>大阪府XXXX</addr>
<contact tel="xx-xxxx-xxxx" />
</member>
</members>
<members>
<member num="01">
<name>山田太郎</name>
<addr>東京都XXXXX</addr>
<contact tel="xx-xxxx-xxxx" e-mail="xx@xxxxx" />
</member>
<member num="02">
<name>山田花子</name>
<addr>大阪府XXXX</addr>
<contact tel="xx-xxxx-xxxx" />
</member>
</members>
上のXMLのデータ構成は以下のようになっています。
各要素、属性の内容は以下の通りです。
| 要素 | 内容 | 必須 |
| members | 文章要素（ルート要素）。会員全てのデータを意味する。 子要素としてmember要素を持つが内容は持たない。 |
○ |
| member | 会員一人一人のデータを意味する。 子要素として、name、addr、contactを持ち、また、属性としてnumを持つ。内容は持たない。 |
|
| name | 会員の名前を意味する。 内容を持つ。 |
○ |
| addr | 会員の住所を意味する。 内容を持つ。 |
○ |
| contact | 会員の連絡先を意味する。 内容を持たないが、属性として、tel、e-mailを持つ。 |
|
| 属性 | 内容 | 必須 |
| num | 会員番号を意味する。 | ○ |
| tel | 電話番号を意味する。 | ○ |
| eメールを意味する。 |
この構成をDTDにすると以下のようになります。
<!DOCTYPE members [
<!ELEMENT members (member*)>
<!ELEMENT member (name,addr,contact? )>
<!ATTLIST member num CDATA #REQUIRED>
<!ELEMENT name (#PCDATA)>
<!ELEMENT addr (#PCDATA)>
<!ELEMENT contact EMPTY>
<!ATTLIST contact tel CDATA #REQUIRED>
<!ATTLIST contact e-mail CDATA #IMPLIED>
] >
<!ELEMENT members (member*)>
<!ELEMENT member (name,addr,contact? )>
<!ATTLIST member num CDATA #REQUIRED>
<!ELEMENT name (#PCDATA)>
<!ELEMENT addr (#PCDATA)>
<!ELEMENT contact EMPTY>
<!ATTLIST contact tel CDATA #REQUIRED>
<!ATTLIST contact e-mail CDATA #IMPLIED>
] >
このDTDをXML内に記述します。
<?xml version="1.0" ?>
<!DOCTYPE members [
<!ELEMENT members (member*)>
<!ELEMENT member (name,addr,contact? )>
<!ATTLIST member num CDATA #REQUIRED>
<!ELEMENT name (#PCDATA)>
<!ELEMENT addr (#PCDATA)>
<!ELEMENT contact EMPTY>
<!ATTLIST contact tel CDATA #REQUIRED>
<!ATTLIST contact e-mail CDATA #IMPLIED>
] >
<members>
<member num="01">
<name>山田太郎</name>
<addr>東京都XXXXX</addr>
<contact tel="xx-xxxx-xxxx" e-mail="xx@xxxxx" />
</member>
<member num="02">
<name>山田花子</name>
<addr>大阪府XXXX</addr>
<contact tel="xx-xxxx-xxxx" />
</member>
</members>
<!DOCTYPE members [
<!ELEMENT members (member*)>
<!ELEMENT member (name,addr,contact? )>
<!ATTLIST member num CDATA #REQUIRED>
<!ELEMENT name (#PCDATA)>
<!ELEMENT addr (#PCDATA)>
<!ELEMENT contact EMPTY>
<!ATTLIST contact tel CDATA #REQUIRED>
<!ATTLIST contact e-mail CDATA #IMPLIED>
] >
<members>
<member num="01">
<name>山田太郎</name>
<addr>東京都XXXXX</addr>
<contact tel="xx-xxxx-xxxx" e-mail="xx@xxxxx" />
</member>
<member num="02">
<name>山田花子</name>
<addr>大阪府XXXX</addr>
<contact tel="xx-xxxx-xxxx" />
</member>
</members>
このDTD定義により、もしXMLの内容がDTDの定義と異なっていた場合、DTDをチェックするプログラムはエラーを返します。
IEはDTDのチェックを行っていないためエラーを返しません。（内部的には処理するプログラムを持っています。）
そこで、DTDのチェックプログラムを作成しましたのでご使用下さい。→ダウンロード
ダウンロードしたファイルを、作成したDTD付きXMLと同じフォルダに置いて実行して下さい。実行すると、ファイル名の入力を聞かれますのでXMLファイル名を入力します。入力したXMLに間違いがあると、エラー内容が表示されます。（windowsのみ動作。）